■半導体メモリ
一口にメモリと言っても様々なタイプのものがある。例えば「パソコンのメモリが128M,256M…」などということがあるが、これは「ランダムアクセスメモリ(RAM;Random Access Memory)」のことだ。PDAやデジカメなどで使っているメモリは「フラッシュメモリ(Flash Memory)」というもので、同じ半導体メモリでもRAMとはずいぶん性格が異なる。
メモリは大まかに二つに分けられ、電源を切るとデータが消えてしまう「揮発性(volatile)」のものと、電源を切ってもデータを保持しつづける「不揮発性(non-volatile)」のものがある。下の図に、2タイプのなかで代表的なメモリを紹介する。
DRAM; Dynamic Random Access Memory
SRAM; Static Random Access Memory
MROM; Mask Read Only Memory
PROM; Programmable Read Only Memory
EPROM; Erazable Programmable Read Only
Memory
EEPROM; Electrically Erazable Programmable
Read Only Memory
いくつもの種類がある半導体メモリだが、このような違いは、メモリのどんな原理に由来するのだろう?そこで、今回の解体真書では、上に紹介した7つの半導体メモリについて、それぞれの性質や原理の違いが分かるように見ていくことにしよう。
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