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ナノ、ピコ、フェムト、アト…見えてきた超短時間の世界 補足資料 |
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この場合、水素原子(a)と(b)の距離(Rab)、(b)と(c)の距離(Rbc)、そしてこの三つの水素原子がつくる錯合体のもつエネルギーという、三つのパラメータを軸にとったポテンシャルエネルギー面を考えるとわかりやすいでしょう。これはちょうど山の等高線のようなもので、低い位置がエネルギー的にも安定ということを示しています。 はじめは水素原子(a)が水素分子(b-c)から無限に離れたところにあるため、Rab=∞の位置にあります。(Rab=∞の断面積は、水素ニ分子のポテンシャルエネルギーのグラフになっていることに注目。)さらに外部からの影響がなければ、(b)と(c)の距離は最も安定な距離にあるため、谷の部分にあるはずです。これが出発地点"A"となります。 そして反応が完了するためには、Rbc=∞(つまり(b)と(c)の結合が切れる)で谷の部分((a-b)の結合が最も安定)である地点"B"にたどり着く必要があります。 さて、化学反応の出発地と目的地が決まったので、あとは山登りをするときと同じような感覚でルートを考えてやればよいのです。 記事本文にもどる |
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