トップページナノテクノロジー実現手段


Contents
トップページ
バックナンバー
コラム投票
メルマガ登録

Service
私の気になる科学ニュース
科学ニュースヘッドライン(英語)

Information
サイトについて
掲示板
フィードバック


自己組織化(self-assembler)



ミクロの視点からは、普段熱運動によって分子はランダムな動きをしていることが多いといえます。ただし、熱や電磁場などの環境条件をうまく整えてやることで、分子間にはたらく結合力などで、整然と並ぶことがあります。これが自己組織化です。
 どんな有機体にもあるように、分子レベルのものが自ら組み立てられていくこと。分子そのものに位置や相互関係の情報が含まれていて、その情報を知ることが自己組織化を操ることに必要になってきます。分子レベルでボトムアップで組み立てる有力な手段のひとつとして注目されています。

 まだまだ、研究ははじまったばかりで、この自己組織化がナノテクノロジーの主要な実現手段となるにはまだ時間がかかります。

 しかし、リソグラフィーなどによる従来のトップダウンの方法と違い、スマートかつ省エネで、ある意味もっともナノテクノロジーらしい実現手段といえます。

 まずは、ナノチューブやフラーレン、それに細胞膜やDNAといった自然にある自己組織化の物質の仕組みを知ることが大切なのでしょう。


 -アイコンの説明-
  ・・・「気になる科学ニュース調査」からの関連記事です。
  ・・・「こちらは気になる科学探検隊」の外部へのリンクです。

翻訳サイトの紹介が別ウィンドウで開きます。

「DNAと自ら完成するジグソーパズル、チェス、数学の問題」
 DNAの自己組織化の観点に注目して、DNAチップ、DNAコンピュータの原理について解説したもの。

ナノロボットとDNAのコピーの不思議
 
自己組織化の有用性について、従来のトップダウン的な方法と比較して書いたもの


失われた抗生物質に望みをつなぐナノチューブ
 耐性菌でピンチの抗生物質の事情を、自己組織化を上手に利用した進行性物質が救うことになるかもしれません。自己組織化がいかに体の中でうまく使われているかが分かります。

Ralph C. Merkle's Home Page(英語)
自己組織化の研究などで有名なRalph C. Merkleのページ。彼の書いたコラムや、その他の有用な論文へのリンクがたくさんあります。

Exploring Self-Assembly Processes Using Magnetic PDM Tiles(英語)
そもそも自己組織化のイメージが分からないって?自己組織化というのは何もナノの世界に限られたことではありません。水に浮いた磁石タイルを利用して、自己組織化のイメージをつかみましょう。ムービーあり。

DNA-Membrane Self Assembly(英語)
自然界には自己組織化のお手本が山ほど存在しています。とくに、私たちの細胞の中には自己組織化を行っているものがたくさんあります。代表的なのはなんといってもDNA。このページでは、DNAと細胞膜との間での自己組織化についてイラストつきで解説。AIPニュースから。

SELF-ASSEMBLY OF FULLERENE TUBES AND BALLS(英語)
ここ10数年で炭素の研究が急速に加速しました。それはなんといってもフラーレン(C60)の発見によるところが大きいでしょう。このフラーレンを人工的に作っていくためにもフラーレンの自己組織化について研究する必要があります。ボールのフラーレンをつけたり伸ばしたりしてナノチューブにすることについてなど。やや、テクニカルな内容。



このサイトは学術的なレポート制作を手助けするためのものです。
他にも多くのジャンルがあります。
よろしければトップへどうぞ。

privacy