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■有機トランジスタ、プリンタブル集積回路 − 今後の展望&リンク集 今後の展望 有機トランジスタが従来のシリコントランジスタに替わることはまずありえない。しかし、「ならでは」の応用例のページでも見てきたように有機トランジスタ&プリンタブル回路の応用範囲は広いだけに、経済的なインパクトははかりしれない。特に電子ペーパーなどは、「電子小説」などのコンテンツの充実も含めて、300億ドル規模の市場になるという試算もある。 では現在、有機トランジスタ&プリンタブル集積回路の研究開発はどの段階まできているのだろうか?確かに現時点では、基礎研究が終了したとは言いがたい。しかし、特に欧米では製品化に向けて、多くの企業が提携をはじめている。 有機トランジスタ&プリンタブル集積回路は、化学分子などの材料、駆動回路などの設計、印刷など、一つの企業だけではカバーしきれないほど多様な施設や技術が必要となる。そのため、特に米国では半導体産業で分業化が進んでいるように、有機エレクトロニクスでも分業化を進めようという考えのようだ。 例えば、Motrola、Dow Chemical、Xeroxの三社が独自の技術を生かして提携を発表している。他にも、IBMやLucent、Philips、DuPont、3M、Siemensといったビッグメーカー、大学やベンチャー企業なども提携を活発化させている。国内でもこういった動きが活発化している。 リンク集 ナノエレクトロニクスより 有機ELディスプレイ 液晶ディスプレイ 導電性高分子 ポリシリコン&アモルファスシリコン トランジスタ ICチップが出来るまで 外部リンク集 R&Dリンク集 国内 産業技術総合研究所 ・ナノテクノロジー部門 ・光技術部門 ナノテック ハリマ化成 海外 大手企業 Motrola Dow Chemical Xerox IBM Lucent Philips DuPont 3M Siemens ベンチャー企業 Cambridge Display Technology E Ink Rolltronics Plastic Logic Alien Technology Iowa Thin Film DieceLand ニュース&解説 "How Printable Computers Will Work" - howstuffworks.com Physical Science; Plastic Transistor - Bell Lab. ULVACとハリマ化成、金ナノペーストでワイヤボンディング工程簡素化 - 日経BizTech(2003/1) Flexible Displays Gain Momentum - Technology Review(2002/1) Flexible Transistors on a Roll - Technology Review(2002/1) Bright Future for Plastic Valley - Frost.com(2002/1) Organic Transistors Expedite Flexible EL Displays - AsiaBitzTech(2001/12) Start-Up Rolls Out Polymer Microchips - Spectrum(2001/5) The Promise of Plastic Transistors - Business2.0(2001/4) New Printing Technologies Raise Hopes for Cheap Plastic Electronics - Physics Today Printing Plastic Transistors - Bell Lab.(1998/3) 印刷プロセスで製造できる有機薄膜トランジスタを開発 - 産技研(2002/1 プレスリリース) 従来の1/1000以下の微細液滴を吐出する「超微細インクジェット技術」を開発 - 産技研(2002/4 プレスリリース)